こんにちは。名古屋・緑区で、ハコミセラピーをご提供しているディーパ心理セラピールームの一色順子です。
人生を歩む中で、私たちは常に小さなことから大きなことまで「選択」を迫られます。そんなとき、つい「世間一般の正解は何だろう?」「どれが本当に正しい選択なのだろう?」と頭で考えて、答えが出ずに身動きが取れなくなってしまうことはありませんか?
私自身、3年ほど前に親戚の孤独死をきっかけに、まさに「正解が分からない選択」を迫られた経験があります。周りに頼れる人もおらず、常識や世間の目、そして自分自身の戸惑いや葛藤の中で、最終的にひとつの決断をしました。
今回は、名古屋の八事にあるお寺での少し不思議なご供養の体験談を通しながら、世間の正しさではなく「自分の心の声」に従って選択をすることの大切さについて、ハコミセラピストの視点からお話ししたいと思います。
いま、人生の選択に迷い、自分らしい答えが見つけられずに悩んでいるあなたの心が、少しでも晴れるヒントになれば幸いです。

こんにちは。ハコミセラピストのいしきです。
心が苦しくて、
こんなときはどうしたらいいんだろう?
「正解は何だろう」
と、考えたことありませんか?
でも、
正解を求めても、
答えが見つからないことが沢山あります。

私のおじさんの話です。
おじさんは、母の弟で、3年ほど前に亡くなりました。
若いころは勉強ができて、海外に留学までしたそうです。
結婚して二人の娘がいました。
私にとってのおじさんは、たまに見かける程度の、正直、親近感を感じていない存在でした。
おじさんの奥さんと、娘さんはある宗教に入っていました。
(おじさんは入っていません。)
あるとき、おばさん(母の妹)から、おじさんが離婚したと聞きました。
原因は、おじさんが働かずに娘の給与を使い込み、家族を大切にしなかったからだそう。
その宗教では離婚が認められていないらしく、家族は相当我慢した末に、とうとう手に負えなくなったのか?と、推測します。
離婚しても、おじさんは相変わらず働かず、家族との関係も途切れていきました。それから長い間、私はおじさんとも親戚とも疎遠になっていきました。
あるとき、役所から一通の手紙が届きました。
封を開けると、「おじさんが亡くなったが引き取り手がいないため連絡がほしい」、という内容でした。
驚きました。母は5人兄弟で他にも頼れる人がいるはずだし、離婚したとはいえ、娘もいたはず。
しかし役所に確認すると、なんと母以外の兄弟は全員亡くなっていたんです。おじさんの娘たちにも連絡がいきましたが、「縁を切っているので」と、受け取りを拒否されたというではありませんか。
「ああ、これはもう、私がどうするのか?決めるしかないんだな」
正直、どうして私が?という戸惑いや、面倒だな、怖いなという気持ちも一瞬よぎりました。 だけど、そう覚悟を決め、役所に火葬を依頼しました。
葬儀は費用もかかるし、迷っていると、役所から「無理をしなくていい」と言われたのでお任せしました。
けれど、どうしても気持ちが落ち着かず、後日、お寺でお経をあげてもらったんですね。
それから3年。最近、おじさんが夢に出てくるようになったんです。
正直「なんで今さら?」と思いました。怖いというより、どこか気になってしまって、放っておけなかったんです。
そこで、改めて供養することにしました。
調べると、お墓がなくても、お寺でお経を詠み、卒塔婆を預けてもらえる方法があると分かりました。
調べると、名古屋の八事に、供養をしてくれるお寺がありました。

午後に合同供養があると聞き、役所でおじさんの名前を改めて確認してから(名前を忘れてしまったのだ)向かいました。
お寺は名古屋・八事の森の中にあり、緑豊かな場所。
受付を済ませ、始まるのをベンチで待ちます。待つあいだ、境内に目を向けると、紫陽花が所々に咲いていて、ピンクや、青色が目に移ります。線香の香りが心地よく、法螺貝の音が空気を伝って身体に響いてきます。
心が少しずつ落ち着いていくような空間。
案内でお堂に入ると、合同と聞いていましたが、私一人だけでした。
正面には大日如来、左に毘沙門天、右に不動明王。

三人のお坊さんによって、おじさん、ひとりのためだけに供養が始まりました。
護摩炊きの煙がもくもくと上がっていき、太鼓のドン、ドンドンという力強い音と、般若心経や、マントラがお堂に響き渡ります。
なんて贅沢なんだろう。おじさん、良かったね。
供養が終わると、お坊さんが優しく声をかけてくれました。
「煙と共に、魂が上がっていきます。しばらくここに居ても良いですよ」
私はお礼を伝え、しばらくお堂に留まりました。
「おじさん、私はここまでしかやってあげられないよ。」
「もし、まだ彷徨っているなら、ちゃんと煙と一緒にあがってね。
いつまでも、ここに居ちゃだめだよ。」
おじさんの魂がどうなったのか、目には見えないけども、私の心が少しずつ晴れていくのが分かりました。
それからおじさんは夢に登場しなくなりました。
この選択が、世間的に正しかったのかは、今でも分かりません。
他にもっと良い方法があったのかもしれません。
迷いだしたらキリがありません。
だけど、私の中に、心の晴れやかさは、確かにありました。

人生には正解のない選択がたくさんあります。
そんな時は、誰かが決めた正しさより、
「私はこれで良かった」
と、自分が納得出来て、それにOKを出せたら、それで良いんじゃないかな。
そんなふうに感じた一日でした。

正解が分からない時こそ、
自分の心の声に耳を傾けてみませんか?
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