「あの人に裏切られた」から、卒業するには。

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コミュニケーションのズレと心の傷

あなたは、目の前にとても優しい人が現れたとき、
「この人なら私のことを理解してくれる」
と思ったことがありませんか?

アダルトチルドレンさんは自分を100パーセント理解してくれる人を心の底でとっても欲しています。
(はい、私もそうでした。)

しかし、その期待が裏切られると、心を閉ざしてしまうことがあります。

相手に悪意はないのですが、自分の考えとは違う言葉をかけられたり、傷つくことを言われると、
「やっぱり分かってくれない」「裏切られたみたい」と思い、相手に依存してしまうことも。

このような感情の背景には、「認知の歪み」という心理的なメカニズムが関わっていることが多いのです。

認知の歪みからOBAKEになる!?

「認知の歪み」とは、物事を偏った視点で捉え、
証拠もないのにネガティブな結論を導き出してしまう思考パターンのことです。

例えば、会社で嫌な思いをして、それを信頼できる人に話したとき、
「それはあなたにも問題があるんじゃないかな」と言われると、
裏切られたように感じることがあります。

これはあなた自身と、相談した相手と”認知(信念)”があって
其々の考え方が、ただ、違うだけなのです。

ですが、私たちはついつい<自分が信じていること>を現実だと思います。

自分が信じている事に異議が入るのは受け入れがたいもの。

その結果、お相手に対して恨みを持つようになってしまうこともあります。

するとOBAKEになってしまいますので要注意です!

感情ではなく、体験から学んだことを選択する。

認知の歪みは、幼い頃に両親や周囲の人から教え込まれた
歪んだ思考パターンが影響していることがあります。

著書『人は、人を浴びて人になる』

著者、夏苅さんは、人生の中で出会った人々との経験を通じて、
自分自身を見つめ直すことの大切さを伝えています。

ネタバレになってしまいますので内容は省略しますが、
彼女は、苦しいとき、信頼できる姉のような人に出会います。

その人と一緒に過ごす中で様々な経験をしますが
ある時に思わぬ出来事に遭遇します。

その出来事は彼女にとってとてもショックな出来事で青天の霹靂だったはず。

彼女はショックを受けるなか、
信頼していた姉のような存在に対して
憎しみとか、恨みではなく
自分が体験したことを大事にします。

姉のような存在と共に過ごしているうちに
様々な体験を通して「自分の足で立てる自分」がいることに気づいたのです。

知らない間に依存心は薄まり、自立できるようになっていた。

彼女はお相手に対する感情ではなく
自分の体験が大事だと判断し、選択されたのです。

選択は<すでにある幸せ>へ導いてくれます。

内なる気づき: 自己理解がもたらす人間関係の改善

マインドフルネス

誰かとのコミュニケーションがうまくいかず、
心に痛みを感じるときは、
お相手に意識を向けるのではなく、
「なぜ私はあの人に対してこんなに怒りを感じるのか?」
と自分の心に目を向けてみることをおススメします。

これを内観といいます。

誰かを責め続けたり、執着することは、自分の心を疲れさせてしまいます。

だったら、いっそのことその怒りをエネルギーに変えて
「幸せになってやる!」と自己成長に向けた方が、
あなたの人生にとって有益だと思いませんか?

私が尊敬する住職の説法で「自分に勝つ」という言葉を聞いたことがあります。

自分に優しくすることも大切ですが、
時には自分の心を乗り越えるために、
誰かのせいにしない、と決めることも必要なのでは。

私自身も、誰かに怒りを持つよりも、
「なぜ自分はこのことで怒りを感じるのか?」と内観する方が心が楽になってききました。

もし、あなたが「あの人に裏切られた」という思いを長年持っていたら
そこから、卒業するために「内観」をおススメします。

内観は自己理解に繋がります。

自分自身を理解し、受け入れることで、他人との関係もより良いものに変化していけたらいいですよね。

内観が分からない、苦手という方は、是非、「ハコミセラピー」を受けに来て下さいね♡

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