お母さんが、お父さんが憎い!
それは心の秘密。
人前では堂々とは言えないもの。
その気持ち、
「感謝」という心のフタをかぶせて
無いことにしてない?
それ、心のガマン壺がいっぱいになっちゃうんだよ。

親に昔された事で、ずっと持ってる憎しみ。
いや、いや、親は私を育ててくれたトカ
親はご飯作ってくれたトカ
私のこと思って言ってくれた言葉だから・・・トカ
無理矢理「感謝」にもっていかなくてイイ。
自分の心はなんて黒いこと考えてるんだろう、と
自分にガッカリするかもしれない。
でもね、憎しみがあるなら
一旦、その憎しみがあること、認めてあげようよ。
自分のネガティブな感情をおざなりにしないでほしいんだ。

私自身、「親に感謝」っていうワードで悩まされてた経験があって・・・。
本当の気持ちに「感謝」という名のフタをしていたの。
フタをして良い子ちゃんになろうとしてたんだ。
親に感謝できる良い子ってね。
だけど、余計に苦しくなっちゃった。
「親だから感謝しなさい。」は、一見正しそうだけど
それは違うと思うんだ。
子供の頃、親から酷い態度をされ続けたら
「親に感謝しなさい」って言われても
ムリに決まってるじゃん!
他人だったら許せなくてもOKで
親だったら許さなきゃいけないって
可笑しいよ。
あなたの背景を知らないで「感謝しなさい」は、暴力だよね。
もしかしたら社会の価値観で言ってるだけかもしれない。
そうやって心を縛り付けてしまうから苦しくなるんだ。
真実の気持ちに「感謝」フタはシンドイよ~!

昔ね、あるヒトに父親への憎しみを話したら
「スピリチャルな視点でいくと親が憎まれ役になってくれている」
と、教えてくれるヒトがいた。
いやいや、待てよ!?
まだ心が癒されてない状態で
その言葉を受入れるのは
ガマン壺にフタをするのと一緒じゃないかな?
それは早すぎるよ!
癒しには癒しの段階があってね。
親を憎む心、ちゃんと感じてあげよう。
これね、
「親を憎んでいいよ」っていう話しではなくて
自分の中にある憎しみにOKを出してあげよっていうことなんだ。
もしかしたらいつか、どこかで感謝できるときが来るかもしれない。
だけど一番最初から「感謝して」とか、スピリチャルな視点は、
憎しみが溜まったガマン壺に
無理矢理フタをするようなものなんだ。
ガマン壺の中にはインナーチャイルドが居て
「ふざけるな~」って、怒るわけ。

ちゃんとインナーチャイルドの言い分を聞いてあげよ。
憎む気持ちを理解しようともせず、感謝はできないんだよ。
大人になって不条理な事が起きて
いきなりお相手を許してあげてって言われても嫌だよね。
それと同じなんだよ。
話を聞いてもらって自分の言い分を理解してもらえないと
悔しいし、腹立つし、納得できないもの。
先ずは自分の中にある許せない気持ちがあること、許してあげよ!
だって、あるものはあるから。
あったからって、あなたが汚いトカ、黒いトカ、
判断しているのは他の誰かじゃぁない。
他の誰かの価値観をあなたが受け入れてしまってるんだ。
自分の中にある
憎しみも
怒りも
悲しみも
そういう感情があることを
認識して、受け入れることが
自分を許すトカ、
手放すってことなんだ。

あなたはどんな人生にしたい?
このまま誰かを憎しみ続ける人生でもOKなんだよ。
でもね、せっかくだったら
楽しくて、笑いがある未来
そういったヴィジョンを持ちたいよね。
で、素敵な未来を創っていくために
”今、この瞬間”自分を大切にしない?
無意識に逃げちゃう気持ちもわかるよ。
だったら、
2歩、歩いたら1歩下がる
3歩、歩いたら1歩下がる
って、少しずつだけで良いと思うんだ。
少しずつ、自分の心の痛みに優しくしていこうよ。
ネガティブな気持ちって
実はあなたを強くしてくれてるものなんだよ。
あんなことがあったから
私はヒトに優しくなりたいとかね。
あなたの嫌だと思う気持ちを
嫌うんじゃぁなくて
愛してあげようよ。
あなたの心の痛みを分かってるのは
まぎれもなくあなた自身だから。
あなたが行きたい未来をイメージして
少しずつで良いから進んでいこう!

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