「何で誰も私のこと、分かってくれないの?」
「お母さんは、どうして私のこと理解しようとしてくれないの?」
そんな寂しさを、
ずっと抱えて生きてきました。
子どものころから、
どんなにがんばっても、
誰も本当の私を見てくれないような気がして・・・。
「わかってほしい」と思えば思うほど、
誰からも遠ざかっていくような
孤独がありました。
いつのまにか、愛されるために
「良い子である必要」を信じていたんです。
そのまま大人になって、私は「良い人」でいようと
必死になっていました。
全く無自覚で・・・。
人に嫌われないように、
認めてもらえるように。
気がつけば、誰かの期待を満たすことが、
私の存在価値のようになっていました。
会社員だった頃は、
キャパを超えた仕事も「やれます」と
引き受けていました。
体は限界を超えて、
肺炎の一歩手前にいったことも。
お医者さんに
「これ以上無理をしたら危ないですよ」
と叱られたとき、
「あれ?私、無理してたんだ」と、
涙が出てきて止まりませんでした。
それでも心のどこかで思っていたのです。
――良い人でいなきゃ、愛されない。
繰り返し選ばれた“悪役”
というメッセージ
ある日、知人に誘われて
「ロールプレイのワークショップ」
に参加しました。
悩みを抱えた人が主役になり、
その人の人生の登場人物を
参加者が演じるというもの。
心の奥を体験的に理解する、
心理学的なワークです。
私は4つのセッションの脇役に、
なぜか3回も「悪役」に選ばれました。
無理解な母親役、
主役をけなした彼氏役、
そして“問題の根っこ”として
登場するインナーチャイルド役。
主役にとっては、
どれも「つらい存在」です。
他の人は、
支えてくれる親友役や、
癒しのペット役。
主役から「ありがとう」と感謝されているのに、
私は何度も「あなたのせいで苦しかった」
と言われる立場。
頭では「これはただの役」とわかっていても、
胸の奥がざわざわして、
なにかがチクリと痛みました。
ワークの後、私はひとりでカフェに座り、
「どうして私は、悪い役ばかり選ばれるんだろう」
「私の中に黒い嫌なものがあるから?」
と考え続けていました。

「良い子でいなきゃ、
愛されない」と信じていた私
何日経っても、心の置き所が分からず、
イライラしていましたが
自分の心と向き合うと
ふと浮かんだ言葉がありました。
「良い子になろうとしてない?」
ハッとしました。
私は“良い子の役”をやりたかったのです。
人に好かれる、
認められる、
感謝される
――そんな役割を求めていた。
「だって、良い子じゃないと愛されないから!」

でも、私の中には“良い子”(と、思ってる部分)
だけじゃなく、
“悪い子”(と、思ってる部分)
も、ちゃんといた。
怒りを感じる自分。
嫉妬する自分。
泣きたくても我慢してしまう自分。
ずっと、その部分を持つ私を
“ダメな悪い自分”として拒絶していたのです。
ロールプレイで悪役に選ばれたのは、
もしかしたら、その「拒絶してきた自分」を
思い出すためだったのかもしれません。
忘れていた“小さな子”に出会った瞬間
それから私は自分の心と対話しました。
「良い子の役が欲しかったね」
「悲しかったんだね」
「本当は、分かってほしかったんだよね」
涙がポロポロとこぼれました。
あの“悪い子”だと思っていた部分が、実は小さな私
――インナーチャイルドだったと気づいたから。
彼女はずっと、愛してもらえないまま置き去りにされていた。

だから私は、彼女を抱きしめるようにして言いました。
「もう大丈夫。あなたも私の大切な一部だよ」
良い子も悪い子も、どちらも私
それから少しずつ、心が変わっていきました。
「良い子」も「悪い子」も、と区別するのではなくて
どれも私。
どれかを否定するのではなく、両方をそのまま存在させてあげる。
そうすると、心がふっと緩むんです。
頑張って愛されようとしなくても、
もうすでに“ここにいるだけで愛しい”という感覚が戻ってきました。
愛される私も、愛されない私も、
悲しい私も、怒っている私も、
みんな私。
そのすべてをまるごと抱きしめたとき、
あの日の「悪役」にも感謝したくなりました。
だってあの体験がなければ、
私の中の“忘れていた小さな子”に出会うことはできなかったから。
「もう無理しなくていいよ」と伝えた日
今ではこう思えるんです。
「愛されるように頑張る」よりも、
「自分を愛してあげる」ほうがずっと大事だって。
そして、自分を愛するというのは、
“良いところを好きになること”ではなく、
“どんな自分もそのまま受け入れてあげること”。
インナーチャイルドを癒すというのは、
自分の中にいる小さな子の手を取って、
「もう無理しなくていいよ」と優しく伝えることなのだと思います。
あの日、ロールプレイで悪役に選ばれた私が、
今ではその役をしてくれた自分に、
心からありがとうと伝えています。
だってあのときから、
私は“自分を愛する”という物語を生き始めたのですから。
あなたの中の小さな子は、どんな言葉をかけてほしいと願っていますか?

“自分を愛する”という物語のはじまり
私自身は、ハコミセラピーを通して、
インナーチャイルドとの対話を深めることができました。
ハコミセラピーでは、過去の体験を追体験したり、感情を解放したりすることで、心の奥底にある傷を癒していきます。
今回は胸のイライラから
「お母さんが私を愛してくれない!」という
インナーチャイルドの声を聴き、そこから
「私が私を愛してあげる」という気づきに導かれました。
もちろん、インナーチャイルドを癒す方法は、ハコミセラピーだけではありません。瞑想をしたり、日記を書いたり、信頼できる人に話を聞いてもらったりするだけでも、心が軽くなることがあります。
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プロフィール一色 順子(いしき じゅんこ)
ハコミセラピー(身体心理療法)を2015年から2年間(360時間)学ぶ。Certified Hakomi Therapist (CHT:ハコミ研究所 認定ハコミセラピスト)米国のトレーナーからスーパービジョンを受けながら、日々セラピーの向上を目指しています。※ハコミセラピーは、40年以上世界各国で行われており、臨床的に効果的なセラピーができるセラピストの養成プログラムとして、国際的に認められています。
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