自分の観え方だけに縛られると起きる不調和

不調和

自分の心は

他の人からは見えなくて・・・

と、いうことは

お相手からも

自分のことは見えてない

自分の見え方で

お相手を見ている私たち

ある本を読みました

「川のほとりに立つ者は」

あらすじは

簡単に言うと

主人公の女性、清瀬が

病院から

ケンカ中の彼氏 圭太が

ケガをして意識不明だとの

電話をとり、

病院に駆けつけるところらへんから

始まります

物語は

清瀬に起きること

圭太に起きることを

交互に描かれていて

ふたりをとりまく

様々な人間関係

友人のいっちゃん

いっちゃんが好きになる女の子

バイト先の品川さん

などなど・・・

清瀬はその人たちに対して

清瀬の見え方と思いがあって

圭太もその人たちに対して

圭太の見え方と思いがあり

ふたりともそれぞれ

まったく違う見え方と思いがあります

ネタバレになってしまいますので

詳細は省きますが

私達は過去に起きたことから

きっとこうだろう

だからこうじゃないかな?

と、思い込みを持っていて

その体験から

思い込みと言うサングラスをかけて

ものごとを捉えていきますよね

本の中では

清瀬は彼氏の圭太に

秘密主義を感じていて

それによって

心が悶々とし

結果、ケンカをして

会わなくなります

圭太にとっては

何も言わないことには

圭太なりの理由があって

決して清瀬を裏切っているわけではないのですが

結果、誤解を招きます

お互い、気持ちのすれ違い・・・というより

思い違いで

関係性がこじれているような印象

自分の観え方だけに縛られると起きる不調和

雲行きが怪しい・・・

image

また、小説の中で

清瀬がバイト先の品川さんが

仕事を覚えてくれないと

圭太に愚痴をこぼすシーンがありますが

のちのち

その印象がガラリと変わります

それは

ある告白がキッカケで

品川さんの思いを知り、

清瀬の気持ちに変化が起こって

不快な気持ちから

リスペクトへ変わるんですね

人間は、

見える部分のみの情報と

自分の価値観で判断していることが

おうおうにあって

マンガ鬼滅の刃も

鬼は悪者に見えますが

実は悲しい過去があって

鬼になったことを知ると

何だか切なくなりますよね

いっちゃんが好きになる女の子も

一見、ハチャメチャですが

トラウマを持ってるんだな~とか

他の登場人物も

暴力的な人

ハッキリものを言ってくれる人

と、それぞれな存在

人生の中で問題と向き合う接点がなければ

想像力が働かず

無意識に人を判断して

傷つけてること、あるんだろうなー

主人公の清瀬はあなた自身でもあり、私自身でもあり、

圭太もあなた自身でもあり、私自身でもあり、

ふたりに関わる人たちも

あなた自身でもあり、私自身と同じものがあると思うんです

いろいろな要素が

あなたの中にも、私の中にあるわけで・・・

ついつい

自分だけが大変、辛いトカ

あの人の考え方はおかしいトカ

自分の観え方だけが

正しいと思いがちですが

きっと

自分以外の

元気そうにみえてる人も

その奥には

それぞれの物語がある・・・

完璧な人などどこにもいない

そんなふうに

パノラマで世界をみていきたいものです

image

お読みいただきありがとうございます

夏の夜、冷房で体を冷やし過ぎませんようお気をつけください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次