胸の中に
黒いドロドロがある。
怒りなのか
悲しみなのか
自分でもよく分からない。
ただ重くて、苦しい。
「この塊、取れませんか?」
60代の女性が
セラピーでそう言いました。
介護の中で積み重なっていったもの
ハルさんは
義理両親と同居して40年。
そのうちの半分は
介護をしてきました。
ある朝のことです。
「おはよう、お義母さん。」
カーテンを開けると
「お気楽だねぇ」
そんな言葉が返ってくる。
それでもハルさんは
一度も言い返さずに
“良いお嫁さん”でい続けました。

心の中にある「黒いドロドロ」
私のセラピールームには
さまざまな方が訪れます。
悩みの内容も
生い立ちも
年齢も、ばらばらです。
だけど
ひとつ共通していることがあります。
それは——
胸の奥にある
黒いドロドロを
見ないようにしていること。
ドロドロは
あってはいけないもの。
誰かに
見つかってはいけないもの。
そう思って
無意識に隠してしまうのです。
なぜ、感情を見ないようにしてしまうのか
嫌なことがあると
「ああでもない」
「こうでもない」
と考え続けてしまう。
気づけば
モヤモヤはどんどん膨らんで
やがて
“モンスター”のように
大きくなっていきます。
でも本当は——
そのモンスターは
「気づいてほしい」
と、サインを出しているだけなんです。
ネガティブな感情は悪いもの?
怒り
悲しみ
寂しさ
悔しさ
こうした感情は
できれば感じたくないものですよね。
でも実は
ネガティブな感情は
脳の「扁桃体」が
危険を察知して起こる
ごく自然な反応です。
つまり
ただの“反応”なんです。
だから
「ああ、今、反応してるな」
と気づくだけでもいいのです。
パンドラの箱を開けてみると
ハルさんは
長年の介護の中で
たくさんの気持ちを
押し込めてきました。
「義母だって辛いんだから仕方ない」
「こういう人だから」
そうやって
自分を納得させながら
過ごしてきたのです。
だけど
その積み重ねが
胸のドロドロを
大きくしていきました。
まるで
パンドラの箱のように
「見てはいけないもの」
として。
セラピーの中で起きたこと
ハルさん
「胸に黒い塊があるんです」
わたし
「“あるなぁ”って
そのまま観てみましょうか」
(しばらく沈黙)
ハルさん
「……なんか、涙が出てきました」
わたし
「止めなくていいですよ。自然に」
ハルさん
「私、こんなに我慢してたんですね」
わたし
「その塊は、悲しみかな?」
ハルさん
「そう…だって、世話してるのに
文句ばっかり言われて…」
わたし
「それは怒れるし、悲しいよね」
ハルさんは
しばらく泣き続け
最後は
「スッキリした」と言いました。
翌日、LINEが届きました。
「怒りって、当たり前だったんですね。
ずっとダメだと思ってました」
「ドロドロは
自分の正当さを
訴えていたんですね」
感情は、なくすものではない
私たちは
つい感情に意味づけをして
なかったことにしようとします。
でもそれは
ドロドロを
大きく育ててしまうだけ。
パンドラの箱を開けてみると
そこにあったのは
汚いものではなく
あなたの正当な感情でした。
「そりゃ、ムカつくよね」
そうやって
否定せずに観てあげると
モヤモヤは
それ以上大きくなりません。
ハルさんも
「怒っていいんだ」と思えたとき
少し呼吸がラクになりました。
本当の自分の気持ちを
切り離すと
人は苦しくなります。
本当の気持ちに気づいたとき
呼吸は少しだけ深くなります。
だからもし
胸の中にモヤモヤがあるなら
その気持ちを
そっと見てあげてください。

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プロフィール
一色 順子(いしき じゅんこ)
Certified Hakomi Therapist
(CHT:ハコミ研究所 認定ハコミセラピスト)
ハコミセラピー(身体心理療法)を2015年から2年間(360時間)学ぶ。
米国のトレーナーからスーパービジョンを受けながら、日々セラピーの向上を目指しています。
🍀ハコミセラピーは、40年以上世界各国で行われており、臨床的に効果的なセラピーができるセラピストの養成プログラムとして、国際的に認められています。
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mail:uminoiro.soranoiro211@jun-yui-0211


