『手放せばうまくいく』が、しんどくなる“支える側”のあなたへ

「手放せば楽になるよ」
「流れに委ねたらうまくいくよ」

そう言われるたびに、
なぜか余計に苦しくなったことはありませんか?

理想論が刺さらない日の、心の違和感。

セッション後、なぜかどっと疲れてしまう日……。

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「ちゃんと寄り添えているだろうか」と、自分に問いかける朝があります。
目次

セラピストなのに、
クライアントにモヤモヤしてしまう罪悪感

私もセラピストとして活動していますが、
正直に言うと、昔はクライアントさんの言葉に
モヤモヤしてしまうことがありました。

「どうして、そのネガティブな考え方を手放さないんだろう?」

「せっかくセラピーを受けて良いところを発見できたのに、
元に戻って変わろうとしないの?」

相手のためを思えば思うほど、
変わらない相手にイライラしてしまう。

そして、そんな自分にまた自己嫌悪……。

実はこれ、私自身が「なんとかしてあげなきゃ」という思いを、
手放せていなかったからなんです。

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引き算することで、見えてくるものがある。

「引き算すると、相手が輝く」
棚橋弘至さんの言葉



そんな時、テレビ番組『ウチ、“断捨離”しました!』で、
プロレスラーの棚橋弘至さんが語っていた言葉に、
ハッとさせられました。

棚橋さんは、プロレス人気が低迷していた頃、
「自分が盛り上げなきゃ」と必死だったそうです。

でも、ある時気づいたそう。

「自分が技をかけまくって盛り上げるのではなく、
相手の良さを引き出せば、試合はもっと面白くなる」

そこで彼は、
自分の技をあえて減らす(断捨離する)ことにしました。

「自分が引き算すると、相手が足し算になる」

自分が一歩引くことで、
相手が輝き出し、結果として会場全体が熱狂したのです。

これを聞いた時、
私は自分のセラピーと同じだと感じました。

私が「なんとかしてあげなきゃ」と
技をかけようと必死になるほど、
クライアントさんは受身になり、
ネガティブな場所に留まってしまう。

私がすべきだったのは、
私自身の「良かれと思ってやっている必死さ」を
断捨離することだったんです。

ハコミセラピーの教え。
「横に置く」ことで相手の力が目覚める



私が学んでいるハコミセラピーの先生は、よくこう仰います。

「セッション中に心がグラグラしたら、その気持ちは
『ちょっと横』に置いておきなさい。
そして後で、自分のためにケアをしてあげなさい」


もし今、クライアントさんのネガティブな反応に引っ張られて
「しんどい」と感じているなら・・・。

それはあなたが未熟だからではありません。

かつての棚橋選手のように、
「なんとかしてあげたい」
「良くなってほしい」と、
一生懸命に技をかけ続けているから。

だから、無理に「手放さなきゃ」と
自分を追い込まなくて大丈夫です。

ただ、セッションの時間だけは、
その「なんとかしてあげたい」という熱い想いを、
そっと横に置いてみる(引き算してみる)。

そうしてできた「空白」にこそ、
クライアントさんが自分で立ち上がる力が生まれるのかもしれません。


そして、横に置いておいた
あなたの「モヤモヤ」や「しんどさ」は、
セッションが終わったあとに、
あなた自身がゆっくりと聞いてあげてください。

それは、あなたが真剣に向き合っている証拠なのですから。

「手放す」とは、信じて委ねること


「手放す」とは、冷たく突き放すことではなく、
「私がなんとかしなくても、この人はきっと大丈夫」と、
相手の力を信じて委ねることなのかもしれません。

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『なんとかしなくても大丈夫』と、自分に言ってあげる時間。

\ もし、「頭ではわかっているのに、
手放せない」と感じていたら… /

記事の中で触れた、「横に置いておいたあなたの気持ち」。

今度はあなたが、その声をゆっくり聞いてあげる番です。

あなたの中にある「手放せない部分」を、
一人で頑張ってどうにかしようとせず、
やさしくほぐしていく時間を持ちませんか?

ディーパ心理セラピールームでは、
マインドフルネスを活用した心理療法「ハコミセラピー」を通して、
あなたの内側にある声を、セラピストが一緒に聴いていきます。

無理に変わろうとしなくても、
答えを外に探さなくても大丈夫。

「あ、私はこれでよかったんだ」

そんな感覚を、身体の奥から思い出していく時間です。

普段は「支える側」のあなたが、
荷物を下ろしてホッと一息つける場所として、ご活用ください。

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もし、ここまで読んで
「ああ、私のことかもしれない」
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ハコミセラピスト 一色順子

プロフィール
一色 順子(いしき じゅんこ)
Certified Hakomi Therapist
(CHT:ハコミ研究所 認定ハコミセラピスト)
ハコミセラピー(身体心理療法)を
2015年から2年間(360時間)学ぶ。
米国のトレーナーからスーパービジョンを受けながら、
日々セラピーの向上を目指しています。
🍀ハコミセラピーは、40年以上世界各国で行われており、
臨床的に効果的なセラピーができる
セラピストの養成プログラムとして、
国際的に認められています。

《ディーパ心理セラピールーム》
あなたの人生が色鮮やかに輝き始める愛知県名古屋市緑区 名古屋市営地下鉄 神沢駅から徒歩約10分
mail:uminoiro.soranoiro211@gmail.com
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