癒されるのは一瞬でもいい。重ねていく事に意味がある。

2024年9月1日

このような言葉を言われたとき、どんな気持ちになりますか？

ありのままのあなたで良いよ。

あなたは居るだけで良いんだよ。

存在しているだけで価値があるよ。

素敵なワードだし、

ネガティブなものではないのに・・・。

この”存在”に関する言葉が向けられると

嫌な感覚

居心地悪い感覚

を持ったとしたら・・・。

なぜ、素直に受け取れないの？

と、自分に問いかけてみませんか。

思い込みで受け取れない

もしかしたら

このような気持ちを持っていませんか？

私には価値がない

もっと立派でないとダメ

私は本当は悪い子

そもそも居てはいけない存在

人の役に立たてない

そのような思い込みがあるとしたら

自分の存在をネガティブに捉えているので

言葉を受け入れがたいのは当然です。

では、いつ頃からそんな思い込みを持ったのでしょう・・・。

幼少期からとか、

気づけばそう思っていたとか

過去を追えば理由はいくらでも思いあたることが浮かびあがります。

癒されて、損して・・・。

会社勤めしていた頃、先輩から

「あなたが居てくれて良かった」

と、突然言われたことがありました。

ビックリしました。

同時に、嬉しさと

何とも言えない温かな海のようなものが

胸にザザーーーーンと流れ込んできて

満ち足りた感覚になったことがあります。

すっごく癒された体験。

幸福感ＭＡＸ！

先輩、ありがとうございます！

こちらこそ、先輩が居てくれて嬉しい！

この先輩に一生ついていこう！

と、先輩のことが大好きになりました。

・・・・・・・・

ところが、翌日に大どんでん返しが起きたのです。

癒してくれた先輩が

手のひら返しで

私に対してすごい剣幕で怒ってきたのです！

（怒られた内容は大したことではありません）

気持ちよくなった私、バカみたい。

折角一生先輩についてってあげようと思ってたのに！

何目線？という感じですが・・・

ともかく、とても損した気分になって

先輩に対して怒りが沸いたんですね。

昨日の癒しは無かった事にしよう！

しっぺ返しがきたら嫌だもの。

どうせ私は愛されない存在だからさっ！

↓こんなひねくれちゃった感じ

先輩には何の意図もないのに

私が勝手に感動して、

勝手に怒っただけなのにもかかわらず

先輩が一気に嫌いになったという

随分身勝手な私。(笑)

今、思えば

先輩が言ってくれた言葉は

私が喉から手が出るくらい

欲しかった言葉だったのです。

「あなたが居てくれてよかった。」

私の存在を無条件で認められた感覚を

先輩は教えてくれました。

無条件の愛は？

幼少期に無条件で存在を認めてもらう感覚は

安心と安全な心の基盤を作ります。

親も他人です。

親から

愛を感じるときもあれば

真反対のときもあります。

足りなく感じるときもあります。

ズレてることもあります。

慈愛に満ちたマリア様レベルなら無条件の愛で

ずっと私たちをまるごと受け入れてくれるかもしれませんが

いかんせん私たちは人間。

他人に完璧な愛を求めるのは

絶対にムリ。

求めても

求められても

難しい。