モラハラ上司にイライラ限界!私が選んだ究極のリベンジ

目次

- プロローグ ― 
金曜日、ユミの心の叫び

「やっと明日から休みだ!」
金曜日の夕暮れ、
ユミは心の中で小さく叫んだ。

職場の上司からのモラハラとも、
少しの間,お別れできる。

「はぁ~~~」
と、深いため息を吐く。

張りつめていた何かが少しだけ緩んだ気がする。

帰り道、街の灯りを見上げながらユミの心はざわめく・・・。
「この状態はいつまで続くんだろう……」
「仕事は辞められない。でも、心が限界だ・・・。」

今までの出来事がまるでリプレイのように
あまたの中で繰り返される。

私のことを「おい」という呼び方。
机をトントンと、ペンで叩く音。
私の話し方をまねして笑う顔。
急に私の肩を揉みだす行動・・・。

思い出すたびに、
イライラ、ムカムカと
胸が焼け付くように熱くなる。

「なんで私ばっかり…」

そう思うけども、
怒りをぶつけることはできない。

感情を押し殺すたびに、
頭の中では思考の渦がぐるぐると回り始める。

帰宅して仕事から離れても・・・
それでも思考は勝手にぐるぐるしている・・・。
(※これを反芻思考といいます)

ユミは眠れない夜が続いた。

反芻思考とは、過去のネガティブな出来事や悩みについて、
何度も繰り返し考え続けてしまう思考パターン
つまり、思考が自動操縦のようにくりかえされる状態です。

思考の迷路からの脱出


職場は、家族よりも長い時間を過ごすだけに、
人間関係に心が疲弊しやすい場所でもありますよね。

理不尽な態度や言葉にさらされれば、
怒りや悲しみが湧き上がるのは自然な反応です。

その自然な反応を
ネガティブなものだからダメって
除外しないでくださいね。

感情を出せない状況に置かれたとき
<思考の中>に逃げ込んでしまうからです。


「あのとき、こう言えばよかったのかな。」
「どうして私ばかり。」
「誰も助けてくれない・・・。」
と、思考の迷路状態。

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思考の迷路に入ってしまう・・・

悩みを解決しようと頑張ってるつもりでも、
実際には頭の中で思考をぐるぐる回してるだけで
疲弊し続けるだけ。

だから、反芻思考が起きたら、
気づいて止めてほしいのです。

身体は本当のことを知っている

どうやったら反芻思考が止められるの?

かつての私は、
止められないと思いこんでいました。

だけど、自分でちゃんと、止められました。

その方法はマインドフルネスで「身体」に戻ること。

マインドフルネスは、
思考の速度を緩め、
心の安定をもたらします。

それはまるで頭の中の騒がしいオーケストラを、
静かなピアノの旋律へと変えていくよう。

マインドフルネスとは、
「今この瞬間」に意識を集中させ、
思考や感情を批判せずに
「ありのまま」に受け入れる心の状態です

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心がラクになれる
シンプルなステップ方法


ユミさんが“怒り”を感じたときの
心がラクになれたシンプルなステップの方法をご紹介します。

1️⃣ 上司に嫌なことを言われた瞬間、
まず 「自分の反応に気づく」こと

例えば
イライラしている。
ムカムカしている
ワナワナしている

と、いう反応。
🍀この反応を通して、自分の“今の状態”を知ります。

2️⃣ 次にそれを「観察」します。

「観察」は、
今、私の怒りは(身体のどこにどんなふうに?なってるのかしら?」
と、ありのまま気づきます。

例えば

イライラを感じる
・頭のてっぺんのあたりかな?
・耳のうしろあたりかな?
・まるで頭の中でお湯が沸騰してるみたい

モヤモヤを感じる
・胸の奥のほうなのかな?
・胃のアタリなのかも?
・ムカムカが「ムカつくー」って叫んでいるような気がする。
 
わなわなを感じる
・両手が肩から指先までなのか?
・手のひらだけなのか?
・わなわなの速度は?マッハの速さくらいとか?

🍀自分の身体感覚や感情(ユミさんは怒り)を認識することで、
心が落ち着いてきます。

3️⃣ 感じたままを、6〜10秒ほどそのまま味わいます。

怒りを消そうとしたり、
抑え込もうとせずに、
静かに感じきります。

🍀感情を抑圧せず感じ尽くすことは、
「今」を生きることに繋がり、
過去の出来事に感情を揺さぶられることなく、
現実を変えるための重要なステップとなります。


「そんな数秒感じることして、それが何で解決になるの?」って、
思うかもしれませんが、
この解決しようと焦る気持ちは、
なんとか相手をコントロールしようとする考えを
生み出してしまいます。

まずはこのコントロールを手放してみましょう

ユミさんの場合、
自分の嫌な感覚を取り除きたい、
なくしたい、という気持ちが強く、
上司の性格が変わってほしいと、
相手をコントロールしようとしていました。

ですが、それは不可能です。

相手は絶対に変わりません。

どうしても解決したいなら
上司の態度に動じない自分になる方が早いです。

それは、今後の人生においても
あなたを強くしてくれるんですね。

なぜなら、もしその上司が
天変地異ほどのことが起きて
あなたの望むように変わったとしても、
また、別の誰かが現れて、
あなたに第二、第三のモラハラをしてくる可能性もあります。

だったら、自分が平気になっていれば、
第二、第三のモラハラがやってきても
もう、そんなに悩まされずに済むはずです。

シンプルだけれど、
このマインドフルネスの自分への“気づき”の力が、
あなたがあなたらしくいられる
自分軸を育てるからなんです。

「あなたは最近、どんな時に感情を押し殺してしまいますか?」
「その時、体はどんな反応をしていますか?」

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感情の波を乗りこなすチカラ

ユミさんは、この練習を1か月ほど続けました。
最初は、すぐに思考に戻ってしまい、
上司の顔を思い出すだけでムカムカしていました。

でも、少しずつ、自分の体に意識を向けられるようになると、
上司の態度を客観的に見られるようになっていったのです。

「また、あんなこと言ってるわ」
「彼は彼なりに頑張ってるのかもしれないわ」

1年後には、
上司に「おい」と呼ばれても
「いつものことだな」と、
平気になりました。

上司の機嫌が悪くても、
「私は私でいられる」という感覚が育って
仕事のストレスが100%から20%ほどに減ったそうです。

不思議なことに、
そのタイミングで上司は異動に・・・。

彼女は笑って言いました。

「今思えば、あの経験を通して、
感情に振り回されない強さを
身につけることができたのかも。」

これこそ、誰も傷つかない究極のリベンジだと思いません?

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怒りに支配されず、自分らしく生きる

マインドフルネスは、
嫌な人を“許す”ための方法ではありません。

あなたが自分を知り、成長していくための
お役立ちツールみたいな感じです。

マインドフルネスは、
心の安定をもたらすだけじゃなく
集中力向上や、
ストレス軽減に効果があると言われています。


おススメサイトをご紹介します。
[慶応義塾大学マインドフルネス&ストレス研究センター]
のサイトでは、姿勢から、呼吸瞑想などのエクササイズが紹介されています。
初めての方は参考にしてみてください。

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プロフィール一色 順子(いしき じゅんこ)
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