あなたはご自身が今、どんな感情や気持ちがあるって認識してますか?
これが意外と分かってないこと多いんです。
そして、これが《不満》をつくります。
A子さんの場合
A子さんは常に誰かに対して不満があり、苦しみを抱えていらっしゃいました。
セッションの中でA子さんは、感情に繋がろうとすると出来事をお話しされることが何度もありました。
(A子さんは2世信者でした。内容の開示はご了承を得てます。)
生きてる感覚がなく、足元がフワフワしてて現実感がありません。
次元の狭間にいる感じで、生きてることが現実だと思えない。
常に黒い雲に包まれていて、四六時中責められている感じがして苦しい。
人間関係が上手くいかないです。
それは苦しいですね。
どんな気持ちですか?
宗教2世っていう感じは分からないですが、
雲が薄くなったというか、
幻だったのかもしれないと感じます。
状況ではなく、A子さんの気持ちとか、感情をお尋ねしています。
例えば、お母様に対して、怒りがあるとか・・・?
頭がボーッとしています。
ただ今まで幼少の頃を思い出すと、食らってる感覚・巻き込まれる感覚・攻撃されてる感覚だけでした。
今、気付きましたが、向こう側の感覚でなく、自分側に主体的な怒りや言い分の感情を生まれて初めて感じました。
イメージの中の砂嵐や、幼少の頃の親に対して、怒りや、私はいらない存在ということだけで、自分の感情に初めて気づきました。
教えて下さり、ありがとうございます。
お母さまはA子さんが幼い頃、気持ちを全く聞いてくれてこなかった感じでしょうか?
まあ私の本性は関係なく、ただ理想だけを押し付けられていましたかね。
親と心が通じたと思ったことはなく、小学校1年生で自殺をいつも考えて、親には一切言えなく、人形や仏壇で死にたいといつも言ってました。
考えてみると今まで、
砂嵐が襲ってくる
親がこう言ってくる
相手が怒ってくる
会社の上司は全然マネジメントしない
全部相手が主語で、自分を主語にしてないことに初めて気付きました。
そうです!
主語をご自身にして
私は
死にたいほど苦しいと思ってる、
怒ってる、悲しい、ムカつく、楽しい、嬉しいと、自分が何を感じてるのか?意識してみて下さい。
さっきまで頭がボーッとしてましたが、何かパンッと分かった気がします。
今まで色々な療法をやって、終わった時は良くてもすぐに元に戻ったし、
幼少の頃を思うと、『そんな素晴らしいこと言ってくれた親に対して何ていうことを言うのか』という教えの声が聞こえてきて、やっぱり自分はダメなんだと思っていました。
でもその声は教え『が』言ってることで、自分『が』思ったことではありませんね。
生まれて初めて気付きました!
自分はいつも他人本位で、
・砂嵐が
・黒い雲が
・親が
・誰かが
・上司が
・会社でウマが合わない人が
そういう人『が』何を言うか伺ってばかりでした。
石木さんはなぜ感情とか感覚って言うのだろうと思っていましたが、
自分『が』何を感じるか、フォーカスすることで、狂ってしまった操縦桿を取り戻す感覚ですかね?
何かパーンッと来ました。
自分を苦しめる心の声は自分ではなく、別のものだとハッキリ区別出来るようになりました。
気付かせて頂き、ありがとうございました!
その通りです!
これからご自身の感情に気づき、尊重していく事で、
本当は何が苦しいのか
本当は何が欲しいのか
自分の本当の気持ちを知ることで
心が整理されてくると思います。
と、こんなやり取りがあり、A子さんは自分の感情や気持ちに繋がろうとすると、分からないので状況説明や出来事へと思考がいきました。
自分に感情があることに無意識で気づかれていなかったのです。
幼いころ、親が気持ちを無視したら≪不満≫が残る。
幼少期に親が気持ちを聞いてくれない、聴かない、そればかりか親が親の気持ちを押しつけてくる・・・。
そうすると相手に対しての不満だけが残り、モヤモヤ、イライラが起きます。
まだ幼い子供は自分の気持ちを上手に言えるスキルを持っていません。
A子ちゃんがお母さまに対して
怒り、悲しみ、寂しさが起きるのは至極当然、当たり前で、自然なこと。
ところが、その気持ちを持つことをお母さまから禁止されたのです。
A子ちゃんにとってお母さんの言うことは正しい、違和感があってもわかりません。
A子ちゃんは気持ちのやり場がなくなり、抑え込むことしかできなくなった・・・。
だから自分の本当の気持ちや感情が分からなくなり、心が《不満》を抱えこんでしまったのです。
すると大人になっても自分の心が不満なまま、置き去りになっているので相手(=親)に対しての不満へとすり替えてしまう心のシステムが出来ます。
一見普通の家庭でも、親が気持ちを聞いてくれない、聴かない、気持ちを押しつけてくる。。。といった場合、同じように自分の感情にフタをして不満を抱えてしまいます。
そもそも親の不満を子どもに押しつけてしまい、それを子どもが引き受けている状態が起きてるわけです。
あなたの心は、あなたが一番の理解者になってあげることで
《不満》から《満たされる》へと変化していきます♪
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