小さな私を癒すことは今の自分を救う!
こんにちは!
ハコミセラピストのいしきじゅんこです。
先日参加した心理劇の体験を通じて
インナーチャイルドを癒すことの大切さを
改めて思ったことをシェアしますね。
心理劇との出会い
心理劇は、サイコドラマやロール・プレイング、ソシオドラマといった技法を用いた、
治療的・教育的な集団療法です。
私は、臨床の場で心理劇の技法を取り入れるヒントを得たくて、
9人で行うワークショップに参加しました。
ディレクターと呼ばれるリーダーの進行のもと、
初参加の私がなんと主役を演じることになりました!
テーマは
「大人だけども甘やかされちゃおう」。
参加者が「甘やかされた体験」を話す中、
私の心に浮かんだのは、高校生の頃の記憶でした。

心の奥に閉じ込めた記憶
それは、学校での先生と母の2者面談での出来事。
家に帰った母が、
私に淡々とこう言いました。
『先生が「お嬢さんはすごく甘えん坊ですね。」って言ってたよ』
その言葉を聞いた瞬間、
先生に甘えている自覚がなかったので驚きと、
私の中で無意識にある
恥ずかしさと怒りが湧き上がったんです。
「私の内面が母にバレた!」という恥と焦り。
「誰がお前たち(親)に本当の私を教えるもんか!」という反抗心。
当時の私は親には
絶対に私の本当の気持ちを教えてあげない!
と、思っていて←あ、全く無自覚で
悟られないように心にフタをしていたんですよね。
だから自分の感情を見つめることは
ありませんでした。
で、この記憶を、心理劇で扱うことになったのです。

心理劇の舞台:インナーチャイルドとの再会
心理劇は、ディレクターのサポートのもと進めます。
最初は2者面談のシーンから始まりました。
先生役や母親役を他の参加者が演じてくれます。
その演技を見ながら、
私の心にはさまざまな感情が溢れ出します。
すると、
私の「インナーチャイルド」が次々と姿を現しました。
- 怒りのチャイルド
高校生の私は、母に対して
「どうせ私のことなんか分かってくれない!」
と、怒りを爆発させます。
不良になって校舎のガラスをぶち破る、
まるで昭和のヤンキー漫画のようなキャラクター(笑)。
昔は怒りを「悪いもの」と嫌っていましたが、
今はこのエネルギッシュな自分が大好きです。 - いじけたチャイルド
幼い私は、うつむいて石ころを蹴りながら
「どうせ分かってくれない…」とつぶやいていました。
どこか寂しげで、
愛を求めているのに素直になれない姿。 - 心を閉ざしたチャイルド
さらに幼い私は、無言で心の扉を閉ざし、小さく丸くなっていきます。
まるで天照大御神が天岩戸に隠れたように、
完全に心を閉じてしまった姿。
幼い頃の私は、言葉を知らず、
大人にとって「間違ったこと」をすると怒られる世界で、
何が正解かわからず怖がっていました。
無意識に、そんな「弱い」自分を嫌っていた部分があったのです。
ディレクターの導きで、
私はこれらのチャイルドを客観的に見つめ、
小さな私に声をかけていきます。
「あなたは悪くないよ。」
「あなたをちゃんと見てなくてごめんね。大好きだよ。」
一人ひとりに伝えていきます。
このプロセスは、
まるで心の奥に閉じ込めていた大切な自分を取り戻す旅のようでした。

癒しの発見:まだ愛が足りなかった
劇が終わった後、
参加者から「抱きしめたくなった」と言われ、
涙が溢れました。
それは、長い間忘れていた大切な自分を取り戻した瞬間。
長い間、自分と向き合い、癒しを重ねてきた私ですが、
まだインナーチャイルドに愛が足りなかったことに気づいたんですね。
ついつい自分をジャッジしてしまう心のクセっていうやつ
心理劇を通じて、
小さな自分に
慈しみを送る体験は
心身共に癒された体験となりました。
ディレクターによると、
いきなりここまで深く降りていくのは珍しいそう。
私はマインドフルネスを意識して臨んだので、
感情に飲み込まれず、
内面をしっかりと見つめられたのが大きかったと思います。

インナーチャイルドを癒すことのチカラ
この体験で改めて確信したのは、
インナーチャイルドを癒すことは、
今の自分を愛おしくする最強の行為
だということ。
心理劇はグループで行うため、
最初から深い癒しに飛び込むのはハードルが高いかもしれません。
だからこそ、まずはハコミセラピーで、
あなたのインナーチャイルドに優しく寄り添ってみませんか?
ハコミセラピーは、
あなたのペースで心の奥に降りていき、
深い癒しを促します。
過去の小さな自分を
大人のあなたが抱きしめてあげることは
きっと、今のあなたの助けになるはずですよ。


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