人が苦手。透明人間になりたいときは・・・。

人が苦手で、でも逃げられないとき

透明人間になりたい。

そんな気持ちになったことありませんか?

ちょっと横道にそれますが

我が家の愛犬はる君が

透明になろうとする姿を

エッセイ風に書いてみました。

そこから深堀します。

目次

はる君が透明になりたいとき(エッセイ風)

夕方6時半。そろそろ愛犬はる君の散歩の時間だ。

地球温暖化の影響なのか、夕方になっても今年の夏は気温が下がらないまま。

暑い。

この暑い中、散歩は私にとって楽しみというよりも任務に近いかもしれない。

散歩のルートは決まっていて、町内にある小さな公園をグルっとまわって帰宅するというものだ。

公園は家から歩いてほんの数分で行ける場所にあり、何の変哲もない、平凡な小さな公園。

真ん中は広場になっていて、囲むように樹が植えられ、お決まりの鉄棒、滑り台、ブランコと、遊具があり、すみっこに砂場がある感じ。

それでもささやかだが、春になると桜の木が花を咲かせ、秋には紅葉がみられ、四季を感じさせてくれる。

穏やかな日は、風がス~と流れて気持ちよい時間をくれるし、今は金木犀の香りで癒されている。

そんな公園だが、はる君にとって天国にも、地獄にもなる場所なのだ。

はる君は公園までは軽やかに歩くのだが、入り口に着いた途端

頭を左から右へゆっくりと動かし、サーチを始める。

それは他に犬がいなか?調べているのである。

そう・・・。はる君にとって他の犬は敵なのだ。

まるでウルトラマン対バルタン星人。

だが、はる君は戦わない。透明犬になるのだ。

サーチしながら 左、よし。右、よし。

はる君のサーチが、敵はいないと判断を下すと、左がわの隅から正面の出口に向かって歩き出す。

「よし、今日は敵がいないぞ。ゆっくりと歩ける」

ところが今日はサーチが失敗したのだ。

油断してゆっくり歩いていると、いきなり前から敵をつれた奥さまたちが登場した。

はる君の頭の中でカラータイマーが激しく鳴り響く。

ヤバい!ヤバイ!ヤバイ!

前足をジタバタとカラダをくねらせ挙動不審犬となる。

その姿はまるでタコのような軟体動物の動き。

こんな時、私は心の中で「グッフッフッ。失敗したね、知ってたけど。」

と、ほくそ笑む。

敵を発見したはる君は、慌てて踵を返し、家に帰ろうとするが

そうは問屋が卸さないとばかりに、私は敵に向かって、はる君のリードをひっぱり、前へとずんずん歩いて行く。

すると、はる君は

自分の存在を消すために、

無言になり、

誰とも目を合わせないようにして、

一目散で公園から脱出を図ろうとするのだ。

それを見た奥さまたちは

「あっ、はる君だ。見えてないよ―、見えてないよ―、見えてるけどね―!」

と、声をかけてくる。

そう・・・はる君の心は奥さまたちにお見通しなのだ。

私は、本当は奥さまたちとお話しをしたいのだが、

はる君がすごい力でリードを引っ張るので、

それも叶わず・・・。

「ごめんね―、仲良くしたいのに―」と、お決まりの挨拶をして横を通り過ぎていく。

うしろから奥さまたちの笑い声と、セミの鳴き声が入り混じって響いていた。

今日の任務は終わった。

公園は夕暮れの空に包まれてました。

お相手に意図はない

これは犬の話ですが

人間関係が苦手な人にとって

透明になりたい気持ち、

少なからずあるのではないでしょうか?

 

 

対人間だと

自分が下に見られてるかも?

劣ってるかも?

と、本当かどうか分からないにも関わらず

勝手に思って信じてしまう。

 

はる君の場合

公園の奥さまたちの

 

「見えてないよ-、見えてるけどね-」←可愛くて言ってるだけ

 

は、イジメようとか嫌味で言ってるわけではないのですが

人間になると

ネガティブな意図と捉えてしまう可能性がある。

 

 

自分の受け取り方を

お相手の意志とは違う方向で

認識してしまうわけです。

 

 

お相手にはみえている

実はウチのはる君は

外でマーキングをせずに

家の中でマーキングをするという困った子です。

マーキングは犬にとって

自分の存在を知ってらもう行為なのですが

外ではほとんどやらないのです。

主人と

「まるで透明犬だね」

と、話をしていました。

ところが、それを公園の奥さまたちは

はる君を何気に見ていて

見破っていたんですよね。

これには正直驚きました。

はる君の気持ちがバレちゃってる。

自分では気持ちを隠しているつもりが

外から見ると見えてしまってるわけです。

まるで「かわいいかくれんぼ」の歌詞みたい。

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小さな私を助けにいく

人が苦手で透明人間になりたいときもあるよね

その気持ちも尊重しつつ・・・

人が苦手な気持ちはどうしてなのか?

その気持ちと向き合うことは

自分を知ることになります。

自分を知ることは

癒されていくこと。

癒しが進むと、人間関係も少しずつラクになっていきます。

私自身、昔は人と目を合わせることも難しかったのですが

今ではご近所の奥さまたちと世間話ができるまでになりました。

クローバー
クローバー
クローバー

自分の嫌な部分と向き合うのは

嫌ですし

怖いし

勇気がいりますし

固まってしまうかもしれません。

私にとって

自分の嫌な気持ちと向き合うのは

癒しでしかありませんでした。

それは

小さなあなたを助けにいくこと

人が怖くなった気持ちを助けてあげられるのは

自分にしかできないんですね。

自分が自分を助けてあげる。

これはひとり作業で行うのは難しいです。

どうか、ほんの少しの勇気をもって

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